剣盾の総評を書き連ねる


久しぶりにポケモンのプレイ記を読み返してたら、剣盾の総評が中途半端なところで終わってるな……と思ったので、剣盾が発売されて7年が経過した今、当時は語れなかった部分も含めて振り返ってつらつらと書いていこうと思います。
追記から。

■まずはじめに

参考として、最初に当時のプレイ記を再掲。

剣プレイ記①(2019.11.16〜11.20)

剣プレイ記②(2020.6〜10)

好きなポケモンの世代は?と聞かれたら6世代(XY)と8世代(剣盾)を挙げる程度に剣盾が好きです。思い出深いイギリスが元ネタなだけあって、それがポケモナイズされた本作は遊んでてめちゃ楽しかったし、世界観やキャラクターも好き。プレイ記のテンションが全体的に浮かれポンチな点でも察せると思います。
だから加点式で言えばもりもりに盛りたいのですが、減点式だととにかく思うところが多すぎてガシガシ減点しまくりたい。それが一言で表した私の剣盾の総評です。

という訳で、この先は「剣盾という作品は好きだが、手放しでは喜べない」という人間の感想だと思ってお読みください。

■よかったところ

イギリスを全力で落とし込んでくれてありがとう

散々語っている話だが、イギリスに住んでた時期がある身としてはガラル地方としてポケモンの世界観に取り込んでくれて嬉しかったんですよ……!
「自分が住んでた場所がポケモン世界ではこうなる」体験に終始ワクワクしたし、それ抜きにしてもポケモンバトルが興行化された文化だったり、ヨーロピアンな世界観はグッとくるものがある。
マップの隅々からイギリスへのリスペクトが感じられたし、概ね満足できる舞台でした。
ちなみに洋楽フリークとして好きな点は、キバナの有名な「吹けよ風!呼べよすなあらし!」がイギリスのバンドであるピンク・フロイドのOne of These Days(邦題:吹けよ風、呼べよ嵐)から取られていることです。めちゃくちゃカッコいい曲なので聴いてほしい(宣伝)。

ジム巡り楽しかった

ポケモンの肝である「バトル」に焦点を当てたシナリオは原点回帰感あってワクワクしたし、バトルが主軸だからこそのジム巡りの設定や、ジムバトルまわりの演出が凝ってて楽しかったです。
その最たる例がジムバトルではなかろうか。チャレンジャーとジムリーダーのバトルをスタジアムで行う形式(観客が大勢いる中でのバトル)は臨場感に溢れていたし、BGMが何よりいい!公式・非公式含め複数のポケモンBGMランキングを見た時、剣盾のジムリーダー戦が上位にくるのも納得いくクオリティに私も嬉しくなってくる。

新ポケモン最高

ダイマックスシステム、今思うとメガシンカと同じくらい好きだなって。
やっぱり絵面が派手派手だし、ダイマックスワザの駆け引きがバトルの塩梅としては丁度よかった。個人的にはそんな感じです。

あと8世代のポケモンはキャッチーなポケモンが多くて眼福……!最推しはインテレオン、他に好きなポケモンはウールーとマルヤクデです!
インテレオンは旅の相棒補正もあるけど、スタイリッシュな挙動とすらっとした見た目がドツボで、その上でSVの図鑑の怠惰な面もあるギャップが萌えるなと。御三家ではマフォクシーと同率1位で好きなポケモンです。
ウールーは発売前に公開された時から一目惚れでした。進化後も正統派にカッコ可愛くなって嬉しかった一匹。
マルヤクデはキャンプ時に見せる笑顔がキュートなのと、キョダイマックスの中国の龍らしいオリエンタルな雰囲気が最高で心を鷲掴みにされたポケモンです。
他にもドラパルトにワンパチにエトセトラエトセトラ、とガラルのポケモンfitが出たら誰をお迎えするか迷うくらい好きなポケモンがいるのが最高でした。

■個人的に引っかかったところ

作り込みの甘さ

前半から大丈夫?て部分が既にあるけど、後半になるにつれてどんどん甘さが露呈していくのは如何なものかって思ってました。明らかに後半力尽きている。
シュートシティの観覧車に乗れると思ってたワクワクも返してほしいし、街もハリボテ感が否めないし、一枚絵と登場人物の口からでしか語られない暴走するダイマックスポケモン達はそれをど迫力のムービーで見たかった!て今も思っている。
E3の「全てのポケモンを出さないかわりにクオリティの向上に努めた」とは具体的に何だったのか……?今なお時間掛かっても良いから隅々まで満足できるクオリティで出してほしかったと思っている。シナリオも後半の尻切れトンボ感が滲み出ているのがマイナスどころ。

シナリオについて

ジムチャレンジのシナリオは熱かったが、賛否両論として語られる中盤の「何でもかんでも大人が解決する」ところは自分としては否寄り、我々主人公の意味とは?てなった部分でした。
「大人達だって頑張ってる姿を見せるのは良い」て意見もあるとは言え、シルフカンパニーに乗り込んで社長助けたりいかりの湖でギャラドスを助けた頃を知ってる身としては、ダンデさんあっしも手伝いますぜ!ができないのがもどかしい。
ジムチャレンジの主軸が多少ぶれても良いから大暴れしたかった。そして恐らくSVのシナリオが最初三つに分かれているのはシナリオを一本化する事の限界を感じていたからだと思っている。

あと前述の終盤の作り込みの甘さ、それこそローズが一日待てなかったと揶揄されるくだり。
アニキ遅いな~から緊迫したシリアス展開になる流れ、今見ても謎すぎるし、ブラックナイト始めちゃうよ!はあまりにも唐突すぎて遊んでる当初宇宙猫になった箇所。
7年経った今は考察もいくつか見かけるが、本来ならゲーム内で納得できる描写を出してなんぼでは?て思います。だがそもそもローズ戦前のオリーヴが説明口調になった辺りで明らかな納期不足を感じた訳で……。

内定ポケモンの概念

1000種類超えした今は仕方ないと思うけど(SVのポケモンの質感の高さもあって)、剣盾のクオリティで内定ポケモンの概念作ります!は暴動起きてもおかしくないと思う。しかも日本に向けては結局公式から一切アナウンスされない部分だった。
内定を絞ってまで上げたクオリティも上述の通りで大幅にカットしてこれか?て首傾げたくなる程だったので、少しずつアプデで全ポケモン追加でも良かった気がする。
言っても結局アプデでそこそこ追加されたじゃん!て話だけど、好きなカロス御三家が内定しなかった地点でこの点は大きくマイナスしたいところです。マーケティング的な意味でも当時人気投票で一位を取るくらいだったゲッコウガを使えないっておかしくないか?てなる訳で。
あとイングリッシュガーデン要素としてフラージェス内定したら華があったなって。これは完全に自己満の範囲。

他、こまごましたこと

・実は苦手なポケモンというのが初めてできた。推しポケに挙げてる人もいるし、not for me精神で生きてるのでこれ以上は控えます。
・ポケモナイズされた街をもっと見たかったなぁ……(完全な私怨ポイント)(オックスフォード舞台の街は見たかった)(他にもブライトンとコッツウォルズとストラトフォード=アポン=エイヴォンがポケモンに取り込まれた時にどんな街になるかは気になる)
・イギリスの音楽はパンクロックだけじゃないというかなんというか。例を挙げるならバウタウンのBGMはリバプールサウンドを意識しているらしいが、それを視覚的に分かる形でも見たかった。ビートルズをどう落とし込むんだって話だが。

■おわりに

そんな7年経って振り返る剣盾という作品についてでした。
来年10世代が出る中でも、未だ私の中では現役の作品なのでたくさん語りたい事があるのですが、良いも悪いもひっくるめて楽しめる作品なので、おすすめ……する分には悩ましいが、初めてのポケモンとしては充分な作品だと思います。
以上、最近動画サイトで剣盾の実況動画をいくつか見た勢いで過去のプレイ記を読み返し、やっぱり色々あれど私はガラルという場所やポケモンが好きだ!と思ったので、それをまとめた記事でした。

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