
「雑貨屋なんて完全に趣味よ、寧ろ売れすぎると客で溢れかえって困っちゃうの。今ぐらいが丁度良いわ」
「あら誰がババアですって?淑女を婆扱いするなんて躾のなってない子ねぇ」
「まあ可愛い!私のちっちゃい頃より可愛いじゃないもう!ねえこの子うちでこのまま預かりたいわ、いいでしょそれくらい……ダメ!?」
キュウコンR♀エルミニア(Erminia)
おくびょう 打たれ強い
年齢:650歳くらい(肉体年齢20代半ばくらい)
身長:160cm
一人称:私
好物:マチェドニア
カロス近辺の某国在住の雑貨屋店主であり、ルネサンス期から生きる氷の魔女「グラキエス・マガ」。ラナンキュラスの造花のピンをさした大きな帽子がトレードマーク。
入り組んだ路地のはずれという人目を避けた場所に住んであちこちから仕入れた珍しい雑貨や手作りのアクセサリーを売っており、普段はマニアックな客や年長者乃至魔女として助言を請いに来た相手と談義に花を咲かせる。
マヒナの魔法の師匠でもあり、リナルドが忙しい時には預かって世話もしている。
おっとりした性格にゆったりした口調。はっきり物を言うタイプではあるが、口調や少々掴みづらい雰囲気で言葉の通りに聞こえないことも多々ある。
好きな物には熱烈なアピールをする積極的かつ情熱的な面も持つ。その際は普段とは打って変わってスキンシップが激しくなり、驚かれることは日常茶飯事。
自らお婆ちゃんと自嘲する事はあるが、他人から言われると容赦なく凍らせてくる。
魔女の通り名や雰囲気で怪しそうに見えるがいたって普通の善人。彼女を知る者からは味方にすると心強いと称される。
母性をくすぐる、と大層な子供好きであり、子供を見るとつい激しく頭を撫でたり抱きついたりする。好き過ぎて目つきが怪しくなる等危険に見える事もしばしば。大人でも見た目が子供に近ければターゲットゾーンに入るらしい。
忘れられない昔の夫もどこか愛嬌があった見た目で、現在は彼の面影を残した魔術師タンクレディに熱を上げている。
貴族や王宮関係の知り合いが多く、彼らと対等に接せるのは雑貨屋を開く前に貴族階級を持っていたから。
かなり長い間貴族として社交界にいたらしいが、数十年前に貴族の世界に嫌気がさして階級を捨て、俗世自体からも少し離れて暮らしている。
社交界は避けてるが、貴族と親しくするのは別の話と考えている。
それ以外の詳細な経歴は謎に包まれており、特に親しいルドヴィコも辛うじて滅びた国の王族出身だった事しか知らない。
貴族暮らしの賜物か立ち振る舞いに品が見られる。ルネサンス真っ只中に教育を受けたため芸術の知識もあり、特に歌劇の熱心なファン。好きな歌手は引退したルッジェーロの母親。
趣味はアクセサリー作りを含めたハンドメイド。完成したアクセサリーに自身の魔法を込め、お守りとして販売している。
アクセサリー以外にもデコパージュやレジン、ハーバリウム等も制作し、時に商品として店頭に置いている。
