
「なんとなくで良いんだ、なんとなくで。命に関わらなければどうにでもなる」
「俺の復帰を心待ちにしている奴の気持ちを無下にする事なんてできないからな、絶対また舞台に戻ってやるさ」
「君に恨みはないが、大切な愛弟子が絡むとなるとちょっと試したくなるものでね。その強さ、是非見させてもらおうじゃないか」
☆デンジュモク♂寄 グリニッジ(Greenwich)
きまぐれ 打たれ強い
年齢:不明(肉体年齢20代後半くらい)
身長:181cm
一人称:俺
好物:知育菓子、カクテル(特にケイブルグラム)
異世界のウルトラプラントからやって来た「究極異獣(ウルトラビースト)」の1人。今はガラルのモトストーク(エンジンシティ)に住み、脚のリハビリをしながらのんびり暮らしている。
少し前まではガラルや周辺国で名の知れたパフォーマーとして活躍しており、異形の見た目・種族ながらこの世界のポケモン達の人気を集めていたが、病気で足が動かなくなり引退した。
現在は昼間からパブでカクテルをあおる生活を送るも、表舞台への復帰を目指して努力を重ねている。足も徐々にだが動くようになっており、今は杖があれば何とか歩けるレベルに回復している。
気まぐれで泰然自若とした性格。「なんとなく」が口癖で、気の赴くまま楽しい、面白い方向へと進みたがる。
進む道が茨の道でも楽しいと思ったら突っ走り、それがつまらないと思ったらすぐに進路を変更するタイプ。
良い意味で注目されたり、喝采を受けることが好きで褒められると調子に乗りがち。
飄々としており、適当な奴に見えるが重大な決断には熟考する、自分の大切なものが危機に晒されれば相応に動揺するとしっかりしている面はしっかりしている真面目な男。
本人曰く今の性格になったのは「長く生きるうちに悟ったから」。見た目以上に長生きで、知恵も知識もそれなりに蓄えている。
ウルトラビーストだが今いる世界の世俗に染まりきっており、この世界のポケモン以上に思考も仕草も俗っぽい。その一方でデンジュモクという種族、ウルトラビーストという存在である事のアイデンティティとプライドは持ち合わせている。
故郷ではそれなりに権力のある一族の出身だったが家が没落し、生きていくために身につけていた芸を生業とする事を決め、パフォーマーとして様々な世界を渡りながら活動していた。そのためステラやセイム等のUB達とも顔見知り(ステラは彼女の記憶喪失前の時に出会っている)。
今いる世界に長く居着いているのは環境がすっかり気に入ってしまったから。電力もそれなりに供給できて程よく暮らせるところとして永住も考えている程。曇りがちなガラルの空も気に入っている。
トレヴァーはパフォーマーの弟子。彼からは「師匠」「グリさん」と呼ばれる。
彼が幼い時にフォンバオ相手に一歩も引かずに対応した新聞記事を読んで以来好意を持っており、その後成長した15歳のトレヴァーをひょんな事から弟子にとり、2年間共にガラル国内外を旅しながら技術や知識を叩き込んだ。
パフォーマーとしての才能があり、面白い反応を返してくれて、大人びすぎて脆く、どこか放っておけないトレヴァーを今なお気に入っており、愛弟子として大切な存在に思っている。
トレヴァーが大事すぎるが故、トレヴァーと恋仲となったエリックに対して少し塩対応気味ではあるが、愛弟子が一生の相手として選んだ選択は尊重しており、二人の幸せを心から願っている。
また、一度は廃業も考えた中でパフォーマーとしての復帰を決めたのもトレヴァーの強い思いや、そのパフォーマンスに心を打たれた事が影響している。
ラーフは主治医であり、足の病気を診てもらっている。
この世界のポケモンに対して友好的であるグリニッジと、この世界のポケモンを格下に扱うラーフとは思考が全く合わず、あくまで医者と患者というビジネスライクな関係で関わっているという。
ウルトラビーストらしく凄まじい力を宿しており、一人で二つ・三つの街を一度に停電させられるくらい電力インフラを陥れることができる。
催眠術にも長け、確率は五分五分だが片手で数えられる程度の人数に同時にかける事ができる。
足が不自由だが遠距離攻撃や腕力、軽い身のこなしでそれなりに戦う事が可能。
好きなものは初めて見る食べ物と大雨と雷。雷雨の日はお気に入りのレインコートとブーツ姿で外出し、踊ることが好きだった(今は杖をついて歩く程度にとどめている)。
