
「まあまあ、旅も悪いものじゃないさ。今迄知らなかった事を知れるしいい経験になる。それにずっと家の中にいると体からキノコが生えるぞ?」
「エルミニアさん笑い事じゃないんですよこれは。黒歴史が出回ってることに変わりはないんですから!早く全部燃やさなきゃ……」
「魔法なんて使い方で善にも悪にもなる訳だからね。僕ばかり言われるが、僕以上に悪い魔法使いなんてゴマンといると思うよ」
☆キュウコンR♂ルドヴィコ(Ludovico)
のんき 暴れることが好き
年齢:304歳(肉体年齢は24くらい)
身長:179cm
一人称:僕
好物:モンブランとオルゾコーヒー(大麦のコーヒー)
カロス近辺の某国在住の作家で、魔法使い。
長命種で時代ごとに様々なペンネームを使い分けており、現在はシルヴァーノ・ガブリエーレ名義で主に歴史小説と紀行文エッセイを執筆している。
呑気で穏やかな性格。人当たりがよく、何か頼まれるとはりきるタイプ。
のんびりし過ぎてやるべき事をギリギリまで先延ばしにする悪癖があり、原稿の締め切り直前は修羅場になることが多い。大雑把でもあり、お洒落しているようで自分の身なりをあまり考えていない。
一方で執念深く、自身の平穏を乱す者には容赦しない。された事を数百年単位で根に持つ妖狐のような面もある上、あまり嫌悪感を表に出さないため分かりづらい。
一度何かを嫌いになるとずっとその感情を抱き続けるタイプである。
趣味は旅行で、国内だけでなく近辺の地域にも足を運んでいる。作品の取材を兼ねる事もたまにある。
非常に危険で使用者が限られる“呪術”を使える魔法使いの一人。彼は言霊を得意とし、発した言葉の通りに運命を捻じ曲げたり、言葉とは逆の意味の呪いを相手にかけることができる。
総合的な強さはリナルドやエルミニアに及ばないが、危険すぎる魔法を使うため自国の魔術師から監視目的で王宮直属の魔法使いに任命された時期もあった。
ただ彼の性格上呪術は滅多に使わず、余程のことのみに留めている。
腐れ縁のエルミニアはかつて彼女が貴族の地位を持っていた時からの仲で、最初は主従だった。今も彼女に敬語を使うのはその名残。
彼の幼少期から付き合いがあるリナルドとはリナルドの養父経由で知り合い、似た過去を持つ同種として放って置けないと度々気にかけつつ振り回している。
不登校だったリナルドを弟子兼助手として面倒を見たのもルドヴィコ。そのためリナルドが心を開く数少ない人物でもある。
原種同士から生まれた亜種として幼い頃両親に疎まれ、捨てられた過去や執拗な虐めを受けた少年時代は呪術をコントロールできず、それが原因で孤独な時期を過ごしていた。小説を書き始めたのは孤独を紛らわす理由がきっかけ。
成長してからは優しい人に恵まれ、少しずつ呪術も制御できるようになったが、その期間に書いた小説の一部には「読んだ者に災いをもたらす」呪いが掛けられている。
作家活動の傍ら当時の本を探し出し密かに処分しているのは自責の念やこれ以上被害を増やさないためだが、それ以上に黒歴史を流通させたくない気持ちが強い。
(※蜜鈴さんよりデザイン原案いただきました)

