さくや

「電車が止まるなんて、それくらい普通ではなくて?わたくしだって権利を守る為ならいくらでも剣を振るいますわ」
「ルベル、可愛いからって許されると思うなら大間違いよ。わたくしにこの手は通用しないわ」
「貴方は剣の錆にするのすら勿体無い。このわたくしを誑かそうなんて300年早いですわ、この間抜け面」


☆ビリジオン♀寄 さくや(咲弥)
しんちょう 我慢強い
年齢:不明(肉体年齢は20代半ばくらい)
身長:169cm
一人称:わたくし(普段・オンモードの時)、わたし(気を抜いてる時・弱ってる時)
好物:スフレケーキ、今川焼き


カロスのミアレシティでアマネ、アルベールと自警団的活動をしてる女性。
淑やかな口調と、慎重で思慮深い性格を持つ。物事を達観した面もあり、年長者としての風格も持ち合わせる反面熱くなりやすいところもあり、興奮するとレイピアの持ち手に手をかけようとし、言葉遣いが若干物騒になりがち。
謎めいた部分はあれど人当たりは良い方で、敵意や下心を持たない相手にはある程度尽くしたがるが、線引きはきちんと行なっているタイプ。凛とした雰囲気の女性である事から男女にモテるが、絶対に恋愛はしないと決めており、言いよる相手には容赦無い態度でバッサリ斬る。
世話焼きでもあり、悪質なバイヤーの競りから助けたアマネを実の娘のように可愛がるだけでなく、ひょんなことから知り合ったアルベールに対しても住む家が無いと分かるや呼び込んだ。高い戦闘力を生かし、時々アルベールやアマネのバトルの指南もしている。
仲間と認めた相手に対しては自己犠牲の精神が強く、自らが傷つくのを厭わないが、その姿にはどこか罪悪感や贖罪的なものを感じるところがある。

「咲弥」は世を忍ぶための仮の名。顔つきや雰囲気が西洋風のため、わざとらしい名前と思われがち。
カロス勢の中では一番素性が読み取りにく、助けられて以来彼女と行動を共にしているアマネですらあまり彼女の事を知らない。
出身はイッシュ地方だが東洋の国に長くいたらしい事、実年齢は3桁、という大まかな事しか分かっておらず、それ以上を聞こうとすると遮られる。

身のこなしが軽く、旋風を思わせる素早い動きで敵を翻弄し、レイピアで敵の急所を的確に狙う戦法を得意とする。
近距離技を得意とするが遠距離技(マジカルリーフ)もサブウェポンとして併用する。
普段は片手剣で戦うが、両手剣や刀も扱える。
趣味は鉱物集め。アルベールから貰ったクッキー缶に石をコレクションしている。

本当の名前と過去・現在

本当の名前はルネ(Renée)。大昔イッシュの王国を守っていたとされる3人の守護獣のうちの1人。生まれは中流階級で、オリヴィエとローランは共通の師匠を通じて知り合った。
同じ守護獣であり、幼馴染でもあるオリヴィエとローランとは強い絆で結ばれており、兄弟同然に過ごしていたが、ある時軍を率いて戦地に赴いている際に慎重すぎるが故の采配ミスで敵国に大敗、自らの軍を壊滅させた事に責任を感じ、国外追放後は世界中を転々としながら贖罪の旅を続けていた。
以来オリヴィエやローランとは会っておらず、現在はあまりにも時が経過してしまった事から会いたい気持ちはあれど再会を怖がっている節がある。
イッシュの守護獣だった時からかなりモテており、恋人を取っ替え引っ替えしていた時期もあった。そんな中でも本気で惚れた相手がいたが、その相手からモラハラと暴力を振るわれ、命からがらオリヴィエの元に逃げて以降は色恋沙汰から完全に身を引き、男性遍歴の一切を黒歴史として扱うようになる。この事はオリヴィエとローランしか知らない。

オリヴィエやローランと再会してからは本当の名前も明かして生きるようになり、昔より表情豊かになる。
ルネと呼ばれることも増える一方、アマネのように咲弥と呼び続ける相手も一定数存在する。本人としてはどちらで呼んでも構わないスタンス。
自身の経験や、アマネを大切に思うあまりデュランダルとアマネの仲を素直に応援できないところはあるが、ある程度のお膳立てはする程度には悪く思っていない。

デュランダルとの過去

実はデュランダルがまだ故郷にいた頃村を訪れており、デュランダルに剣術や武術を教えていた時期がある。
当時から咲弥の名前を名乗っていたが、デュランダルからはあっさり偽名だとバレ、それでも押し通して暫くの間彼と交流を続けていた。
その後しばらくして再び放浪の旅へと出るのだが、誰にも告げずに消えたためデュランダルにとっては「少年時代の思い出」として彼女との記憶がふわっと残り続けるようになる。