シレーヌ

「おっ、なんじゃ?毒漬けにされて太平洋のど真ん中に沈められたいとな?」
「儂のことはお婆様とでも呼んでくれて構わんぞ。“お”も“様”も敬称じゃて、付けるのは当然じゃろう」
「うーん流石儂じゃ、昔のないすばでーも良かったが、小さいと このドレスがよく似合うわい」


☆ドラミドロ♀シレーヌ(Sirène)
ひかえめ 昼寝をよくする
年齢:280歳くらい(肉体年齢は8~9歳くらい)
身長:120cm
一人称:儂
好物:フレンチトースト


海賊船ブルー・カーバンクル号の楽士。フィドルや歌で船員達を鼓舞する他、襲撃や逃走の際に魔法で手助けをする魔女としての一面も併せ持つ。
幼女の外見の至って普通の穏やかなレディに見えて、血の気が多く荒っぽい婆。
本気で怒る事はあまり無いが、それでも物騒な物言いや行動は普段から見え隠れしており、一度スイッチが入るとたちどころに凶暴な性質が表れる。
年長者らしく達観したところもあるが意外にも感情の起伏が激しく、それが顔に表れやすい。
また残虐な事に対して抵抗がなく、他人をあやめる事も辞さない冷酷さも持つ。

かつてカロスの海で、通りがかった船を襲撃しては積荷を略奪し、男を貪っていた悪名高き魔女「渦潮の魔女(ウェルテクス・マガ)」。
精神に感応する魔法の旋律で聴いた者の躁鬱を操ったり、自分の周りの海水を自在に操る魔法を得意とする。
カロスの海は彼女のシマであり、シマを荒らす者は容赦無く危害を加えていたが時々正義感を見せる事もあったらしい。一方同業者である海賊には手厚いもてなしと歌で歓迎したため、彼らからは「女神」と称されていた。
しかしカロスとガラルの海峡で暴れ回って二国の貿易を阻害したとされ、結託したカロスとガラルの軍艦や魔法使い達に打ち負かされて魔法の棺の中に封印され、海中に沈められた。
最近になって棺が陸に引き上げられた事で封印が解け、復活できたが、掛けられた封印が強力すぎて全盛期の力は失われ、姿も小さな子供になっていた。
ラグーン一味の元にいるのは力を取り戻すまでの繋ぎであり、力を取り戻したら再び故郷に帰って略奪三昧の生活をしようと考えている。

現在の魔法の腕は中の上くらいだが、全盛期はその10倍もの力を使えた、と本人談。大酒飲みでもあったらしく、酒が飲めない体になってしまったことは少々不満げ。
幼女の姿が不便だと思う時もあるようだが、小さい子供の演技で相手を欺けるため悲観的にとらえている訳ではない。
歌に関しては自信とプライドを持ち合わせており、音痴なポリアフの矯正も手伝っている。
趣味は甲板で日向ぼっこしながら紅茶を啜る事。