タンクレディ

「へへっ、限られた手札でも十分活躍できるって証明したかったからな!まだまだ俺は上を目指すぜ!」
「そんな事してみろ、クロ姉が黙っちゃいねーぞ!クロ姉は俺より遥かに強いんだからな!」
「リナルドは確かに変な奴ではあるけどさ、案外単純なところもあったりするんだよな」


サンドパンR♂タンクレディ(Tancredi)
いじっぱり 暴れることが好き
年齢:22歳
身長:156㎝
一人称:俺
好物:チーズリゾット、辛いパスタ


リナルドの同僚の王宮直属魔術師。
氷と鋼の体に熱いハートを秘めており、ノリが良く積極的な性格。
熱すぎて鬱陶しがられる事もあるが、他人思いで人当たりが良く、これと決めた事には全力を出す。
それでいて慎重な面もあり、引き際を見極め空気を読んだ行動もできるタイプ。
夢や信念のためには努力を惜しまず、限られた魔法しか使えない中でも鍛錬や勉強を怠らず今の仕事に就いた過去を持つ。
趣味はトレッキングと山菜(或いは果物やキノコ)狩り。

小さい頃は山奥の村で暮らしており、その頃は気弱で臆病な性格だった。
村で魔法が異端扱いされていた事もあり、村の子供達にいじめられては姉クロリンダに助けられる日々を送っていたが、ある時クロリンダから「魔法は武器になる、誇っても良い」と言われた事から奮い立ち、その後現在の街に引っ越して以降は今の性格となっている。
昔から自分を助けてくれた姉には頭が上がらないものの、尊敬すべき存在として神聖視しており、シスコンの手前までに至っている状態である。

リナルドの事は当初天才肌で自分と互角の実力がある事に嫉妬し、ライバル視して一方的に突っかかっていたが、彼の過去や闇を抱えた部分を知ってからは苦難に満ちた過去を送った者同士として放っておけず、度々気に掛けるようになる。
彼が本気で怒らない程度に色々な行事に誘うのもリナルドを思ってのことである。
またエルミニアに関しては、彼女が悪い魔法使いに絡まれているところを助けた際に一目惚れされ、以来熱烈なアピールを受けることとなっているが、満更でもなく寧ろ魔法使いとして一目置いている。
上下関係抜きでエルミニアにフランクに接せる相手は珍しく、ルドヴィコからは驚かれているが本人はあまり気にしていない。
エルミニアの弟子であるマヒナとも時々顔を合わせており、会うたび可愛がっている。

氷魔法と金属魔法、身体強化の魔法しか使えないが、知識と立ち回りでそれなりの地位についている。
金属魔法に関しては自身の体を様々な金属に変えられる魔法を得意としており、金属毎の特性を使い分けて色々な場面で使用している。
技術面に関してはリナルドには及ばないものの、知識面では対等に話せる程度に熟知している。