小説にも絵にもできなさそうで、とりあえずネタ帳としてメモした話。 ウォルターがピーター・メアリと初めて会った時の話初めて出会った時のウォルターとピーター、メアリ。 日没後に魔妖局の応接室に通されたウォルターは、父親の知り合いという二人がずっと気になって仕方なくて、ピーターとメアリ(主にピーター)に「なぜ父親を知っているのか」「なぜ僕が息子だと分かったのか」とか色々聞く。 父親を知っている理由は最初「命の恩人だから」という大雑把な一言だけで片付けられ、息子と分かった理由は「顔を見れば分かる(ピーター)」「匂いと気配で分かった(メアリ)」と言われ、ウィリアムと幼いピーターが写った写真を見せられて確かに……とウォルターは確信し、そこで初めて父親の顔も知る。 父親は母親の言った通り、目元以外は全てウォルターを成長させたような見た目で、なるほど親子と言われて信じるしかないとなり。 「父さんに会えて羨ましいよ。僕は母さんからしか父さんの事を聞かされてなかったから」 「母親がいるのか?」 「僕が小さい頃に亡くなったよ。その後は色々あってもう少し平和な街に移って、街ぐるみで育てられた」 「……お前も大変だったんだな」 ピーターの言葉からは同情しつつも、ウォルターに寄り添う雰囲気が漏れ出ていて、最初底知れぬ印象を抱いていたウォルターは少しだけピーターに親近感を覚える。 それと同時にメアリと目が合う。メアリは口数は少ないが、一目見ただけで異形の存在(吸血鬼か獣人か)を隠さない容姿にしばしば視線を引き寄せられていたのだが、そこでメアリが口を開く。 「あたしがそんなに気になる?」 「そんなつもりじゃ……」 「分かってる、あたしを見る奴の大半はその目をしている。あんたはあたしとピーターがどんな関係かも分からないでしょうね」 意地悪な口をきくメアリにウォルターは考える。思い出すのは昔読んだ新聞の読者投稿欄だ。“旅行会社勤めで、ある日老紳士と若い女性客が旅行の手配に訪れた。二人を見て思わず「親子ですか?」と答えると二人はご立腹。なんと二人の関係は……” 「夫婦?さっきから二人は仲が良くて……良すぎるくらいに見えるし、互いを思い合っているのが伝わってくる」 その回答に一瞬キョトンとするピーターとメアリ。すると二人は大笑いしだし、今度はウォルターがポカンとしてしまう。 「夫婦だなんて!あたし達そう見える!?」 「いやー久しぶりにメアリがこんなに笑ったところを見た!お前コメディアンの才能あるぞ!」 「でもただの仕事仲間じゃないのは確かだよね?」 「両親の種族が違えば、種族違いの兄弟が生まれる事があるのを知らないの?ピーターは年子の兄よ。そうは見えないでしょうけど」 ああ、とそこでウォルターはメアリに感じていた違和感の正体を知る。彼女は僕より一回り年上だ。それと見た目の幼さとのチグハグさが違和感として表れていたのだ。 それで打ち解けたピーターとメアリは過去(パラドックスポケモンに襲われて、紆余曲折の末にウィリアムに助けられた事)をウォルターに話し、ご丁寧にもピーターは義足を見せる(※ピーターが義足を見せるのは本当に信頼した相手にしかやらない事である)。 「ウィリアムの息子なのはよく分かった。だからこそ家に来てほしい、息子であるあんたにはウィリアムさんの事を伝えなきゃいけないからな」 こうして後日ウォルターは二人のフラット(元々はウィリアムの住居)へ行く事になり、そこからウィリアムの事を通して仲を深め、気付けばウォルターは二人の弟分にされるのだった。 畳む ・・・ Q.ウォルターはピーター達をよく信じられたね A.二人の語るウィリアムの情報や特徴が全て母親から聞かされたものと一致したらそりゃぁね……。 #剣 PKG妄想 2026/05/16(Sat)
初めて出会った時のウォルターとピーター、メアリ。
日没後に魔妖局の応接室に通されたウォルターは、父親の知り合いという二人がずっと気になって仕方なくて、ピーターとメアリ(主にピーター)に「なぜ父親を知っているのか」「なぜ僕が息子だと分かったのか」とか色々聞く。
父親を知っている理由は最初「命の恩人だから」という大雑把な一言だけで片付けられ、息子と分かった理由は「顔を見れば分かる(ピーター)」「匂いと気配で分かった(メアリ)」と言われ、ウィリアムと幼いピーターが写った写真を見せられて確かに……とウォルターは確信し、そこで初めて父親の顔も知る。
父親は母親の言った通り、目元以外は全てウォルターを成長させたような見た目で、なるほど親子と言われて信じるしかないとなり。
「父さんに会えて羨ましいよ。僕は母さんからしか父さんの事を聞かされてなかったから」
「母親がいるのか?」
「僕が小さい頃に亡くなったよ。その後は色々あってもう少し平和な街に移って、街ぐるみで育てられた」
「……お前も大変だったんだな」
ピーターの言葉からは同情しつつも、ウォルターに寄り添う雰囲気が漏れ出ていて、最初底知れぬ印象を抱いていたウォルターは少しだけピーターに親近感を覚える。
それと同時にメアリと目が合う。メアリは口数は少ないが、一目見ただけで異形の存在(吸血鬼か獣人か)を隠さない容姿にしばしば視線を引き寄せられていたのだが、そこでメアリが口を開く。
「あたしがそんなに気になる?」
「そんなつもりじゃ……」
「分かってる、あたしを見る奴の大半はその目をしている。あんたはあたしとピーターがどんな関係かも分からないでしょうね」
意地悪な口をきくメアリにウォルターは考える。思い出すのは昔読んだ新聞の読者投稿欄だ。“旅行会社勤めで、ある日老紳士と若い女性客が旅行の手配に訪れた。二人を見て思わず「親子ですか?」と答えると二人はご立腹。なんと二人の関係は……”
「夫婦?さっきから二人は仲が良くて……良すぎるくらいに見えるし、互いを思い合っているのが伝わってくる」
その回答に一瞬キョトンとするピーターとメアリ。すると二人は大笑いしだし、今度はウォルターがポカンとしてしまう。
「夫婦だなんて!あたし達そう見える!?」
「いやー久しぶりにメアリがこんなに笑ったところを見た!お前コメディアンの才能あるぞ!」
「でもただの仕事仲間じゃないのは確かだよね?」
「両親の種族が違えば、種族違いの兄弟が生まれる事があるのを知らないの?ピーターは年子の兄よ。そうは見えないでしょうけど」
ああ、とそこでウォルターはメアリに感じていた違和感の正体を知る。彼女は僕より一回り年上だ。それと見た目の幼さとのチグハグさが違和感として表れていたのだ。
それで打ち解けたピーターとメアリは過去(パラドックスポケモンに襲われて、紆余曲折の末にウィリアムに助けられた事)をウォルターに話し、ご丁寧にもピーターは義足を見せる(※ピーターが義足を見せるのは本当に信頼した相手にしかやらない事である)。
「ウィリアムの息子なのはよく分かった。だからこそ家に来てほしい、息子であるあんたにはウィリアムさんの事を伝えなきゃいけないからな」
こうして後日ウォルターは二人のフラット(元々はウィリアムの住居)へ行く事になり、そこからウィリアムの事を通して仲を深め、気付けばウォルターは二人の弟分にされるのだった。
畳む
・・・
Q.ウォルターはピーター達をよく信じられたね
A.二人の語るウィリアムの情報や特徴が全て母親から聞かされたものと一致したらそりゃぁね……。
#剣